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懲罰は「協力」よりも「報復」を引きおこす ~囚人のジレンマ実験が示す協力のメカニズム~ | 日本の研究.com


協調性は、社会生活に欠かせないものです。
この協調性についての研究は多く行われている中で、
今回ご紹介する研究では、
「ネットワーク型相互関係」と「コストを伴う懲罰」
と呼ばれる仕組みが,実際に協調性を促進するかどうか
を確認する実験を行っています。

北海道大学電子科学研究所のユスップ・マルコ助教らは、
中国、アメリカ、クロアチア、イスラエル、
イタリアの大学との国際共同研究として、
「囚人のジレンマ」と呼ばれる社会的ジレンマ実験を行い、
・相手を知ることができない状況と比較して、
 相手を知り、関係性を構築できる状況下では、
 協力行動が誘導・維持されること
・この条件下での懲罰行為は、協力行動を阻害し、
 報復を誘発すること
という結果が明らかになったと発表しました。

囚人のジレンマについては、以下でご確認ください。

囚人のジレンマ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/囚人のジレンマ

今回の実験結果は、懲罰が協力行動を誘導するという
これまでの仮説に反する結果となったとのこと。
協調性と懲罰について、改めて考えさせられる結果となっています。

研究方法や結果の詳細はリンク記事でご確認ください。

情報源: 【プレスリリース】懲罰は「協力」よりも「報復」を引きおこす ~囚人のジレンマ実験が示す協力のメカニズム~ | 日本の研究.com


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