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Office365版【Word】セクション


これまで公開していた
Microsoft Office 2010版「ITスキル」シリーズを
Offce365(投稿時点ではOffice2016と同様の機能)に
バージョンアップしてお届けします。

Office365版のWord編、
第二回目は『クイック アクセス ツールバー』です。
なお、Word2010版をご覧になりたい方は、
こちらをご覧ください。

目次:ITスキル【Word編】(Office2010版)
http://andla.jp/wp/?page_id=1337

 

 

すずき
そういえば、卒業論文を書いているときにすごく困ったことがあったんだよねぇ。
こやま
どうしたんですか。Wordで文章作成するのなんてお手のものじゃないんですか?
すずき
いやいや。卒業論文ってさぁ、表紙と目次は一段組で、途中から本文の部分は二段組みでページ番号を入れて、最後の参考文献は一段組みでページ番号なしがいいかなとかあるじゃない。場所ごとにあれこれと違う設定が必要になってしまって大混乱だったわ。
こやま
そんなときは「セクション」という機能を使うと、一定のまとまりごとに設定を変更することができるのでとても便利ですよ。では、今回は「セクション」について説明しましょう。

 

前回は、ヘッダーやページ番号の入れ方について説明しました。

しかし、長い論文やレポートの中では、
ページや章によって異なるヘッダーやページ番号を
入れたくなりますよね。

そんなときに設定すると便利な機能が [セクション] です。
今回はその [セクション] について取り上げます。

 

「セクション」とは

 

Wordの [セクション] は、1つの文書を分割し、
それぞれ書式を設定できる単位です。

[セクション] ごとに、書式を設定することが可能です。

表紙や目次のあるレポートを例に見てみましょう。

表紙や目次のあるレポートの構成例

1つの文書の中でいろいろなヘッダーの設定や
ページ番号の表示、非表示を可能にするには、
その変更したい「かたまり」ごと、
セクションというものに分けなければいけません。

ここでは、表紙、目次、本文をそれぞれのセクションに分けます。

表紙、目次、本文のセクションに分けた例を表示した図

表紙が [セクション1] 、
目次が [セクション2] 、
本文(第一章)が [セクション3] になります。

セクションとセクションの間には
[セクション区切り] が入っています。

レポートや論文を打ちながら、
[セクション区切り] を入れていくのは、
なかなか容易ではありません。

そこで、以下が設定しやすいと思われる
「ページ書式設定の順序」です。

慣れないうちはこのように設定してみてください。

■ページ書式設定の順序

  1. 一通り、文書を作成する
  2. セクションを分ける
  3. それぞれのヘッダーを設定する
  4. ページ番号の表示非表示を設定する

 

それでは、セクションを分ける方法から
説明していきましょう。

なお、セクションの位置がわかりやすいので、
段落の編集記号の表示をONにしておくことをお勧めします。

段落の編集記号の表示をON


[
セクション区切り]の挿入

セクションを分けるために、
セクションとセクションの間に
[セクション区切り] を挿入します。

 

[セクション区切り]の入れ方

まず、[レイアウト]タブの[区切り]をクリック。
様々な区切り候補が表示されますが、
その中でも使用頻度の高い2つのセクションの
分け方について以下に説明します。

(A)セクションの区切りを次のページから入れたいとき

次のセクションを次ページから始めたい場合になります。
 [セクション区切り] の [次のページから開始] を
クリックしてください。

クションの区切りを次のページから入れたいとき

「セクション区切り(次のページから新しいセクション)」
が表示され、次のページから新しいセクションとなります。

セクション区切りが表示され、次のページから新しいセクションとなる

(B)新しいセクションをこの行から始めたいとき

たとえば、新しいセクションを始めたい位置が
ちょうどページの冒頭にある場合や
段組みしているページ内で段の数を変更したい場合
などに使う方法です。

新しいセクションを始めたい最初の行にカーソルを置き、
[セクション区切り] の [現在の位置から開始]を
クリックします。

セクション区切りの現在の位置から開始をクリック

「セクション区切り(現在の位置から新しいセクション)」
がその前に挿入されました。

新しいセクションがその前に挿入され

※[区切り]メニューの [セクション区切り] のほかの項目について

・「偶数ページから開始」:
      次の偶数ページごとに新しいセクションを開始できます。
・「奇数ページから開始」:
      次の奇数ページごとに新しいセクションを開始できます。

 

セクションごとのヘッダー設定

 

区切られたセクションは、それぞれヘッダーを設定できます。
その方法を説明します。

(1)まず、タイトルページである「セクション1」の
上部余白をダブルクリックします。
すると、ヘッダー領域に切替わります。
グレー色の表示が [ヘッダー -セクション1-] と
なっていることを確認してください。

上部余白をダブルクリックし、ヘッダー領域に切り替える

学生番号や氏名などをヘッダーに入力します。

学生番号や氏名などをヘッダーに入力

(2)つぎに、[ヘッダー/フッター ツール] の
[ナビゲーション] にある [次へ] をクリックします。

ヘッダーフッターツールの[ナビゲーションにある次へをクリック

すると、目次ページである「セクション2」の
ヘッダー領域に切替わります。

グレー色の表示が [ヘッダー -セクション2-]と
[前と同じ] の2つ現れます。

グレー色の表示が 「ヘッダー -セクション2-」と「前と同じ」の2つ現れる

この [前と同じ] という表示は、ヘッダーが「セクション1」と
同じものが入力されているということを表しています。

(2)「セクション2」のヘッダーを
「セクション1」と同じものから変更します。

まず [ヘッダー/フッター ツール] の [ナビゲーション] で
ONになっている (グレー色になっている)
[前と同じヘッダー/フッター] をクリックして、OFFします。

「前と同じヘッダーフッター」をクリックしてOFF

これにより、[前と同じ] の表示が消えます。

この作業をしないと、セクション1も
セクション2でこれから設定するヘッダーに
置き換わってしまいますので、
忘れずに [前と同じヘッダー/フッター] を
OFFしてください!

そのあと、ヘッダー領域を変更します。
ここでは、日付部分を削除し、
「はじめに」という文字を入力してみます。

日付部分を削除し、「はじめに」という文字を入力

セクションごとに異なるヘッダーが入りました。
同じように、他のセクションのヘッダーを変更できます。

 

ページ番号の表示・非表示設定

 

最後に、セクションごとのページ番号の
表示・非表示について説明します。

(A)ページ番号の表示

本文セクションのフッターにページ番号を入れます。 

(1) ページ番号を表示したいセクションの
 ページの下余白をダブルクリック。

(2) [ヘッダー/フッター ツール]の[ナビゲーション]で、
 [前と同じヘッダー/フッター]をクリックしてOFFに。
 グレー色の表示の[前と同じ]が消えます。

(3) [ヘッダー/フッター ツール] の [ヘッダーフッター] で、
 [ページ番号] をクリック。位置を指定します。

(4) ギャラリーからページ番号のスタイルを選択します。

(5) 開始ページのナンバーを変更したいときは、
 [ページ番号の書式設定]をクリック。

クションのフッターにページ番号を入れる

(6) [ページ番号の書式] ダイアログボックスの
 [開始番号] で、任意の開始の番号を指定できます。

ページ番号の書式ダイアログボックスの開始番号で任意の開始の番号を指定


(B)
ページ番号の非表示

図録や目次など、文書の途中のセクションで
ページ番号を非表示にしたい場合について説明します。

(1) ページ番号を非表示にしたいセクションの
ページ下余白をダブルクリック。

(2) ページ番号を選択し、削除ボタンで削除します。

セクションのページ下余白をダブルクリックし、ページ番号を選択

※ もし、グレー色表示の [前と同じ] が表示されていたら、
[ヘッダー/フッター ツール] の [ナビゲーション]で
ONになっている[前と同じヘッダー/フッター]を
クリックしてOFFにして、[前と同じ] 表示を消してください。

これで、このセクションのページ番号が表示されなくなります。
次のセクションからまたページ番号を挿入したい場合は、
[ヘッダー/フッター ツール] の [ナビゲーション] にある
[次へ]をクリックして次のセクションに移動後、
(A)と同じページ番号を表示させる動作を行ってください。

 

いかがでしたか?
少しややこしいところもありますが、
セクションを分けることに慣れると、
縦組み・横組みの文書を混在させることも
可能になります。

 

こやま
次回はフォント、サイズ、色、配置などの書式設定のセットを定める[スタイル]について説明します。お楽しみに。

 


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