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太陽系の果てに極めて小さな始原天体を初めて発見 宮古島の小さな望遠鏡が太陽系誕生の歴史と彗星の起源を明らかに| 京都大学


京都大学、東北大学、神戸大学、京都産業大学や
宇宙航空研究開発機構、国立天文台などで
構成された研究グループが発見した、
極めて小さな天体発見の研究をご紹介します。

沖縄県宮古島市にて実施した、
小型望遠鏡を用いた観測では、
市販の口径28cm望遠鏡という小さな望遠鏡で
太陽系外縁部「エッジワース・カイパーベルト」に
惑星の形成材料である始原天体「微惑星」の生き残り
と推定される極めて小さなサイズ(半径およそ1km)の
天体を初めて発見したそうです。

今回発見されたサイズの天体は、
すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡のような
最先端の望遠鏡を用いても、
直接観測が不可能だったために
発見例がなかったのだそうです。

では、なぜ小型望遠鏡で発見できたのでしょうか。

ある天文現象を利用するための専用システムを
市販の小型望遠鏡と、星空を動画で撮影できる
CMOSビデオカメラの組み合わせで実現。

競合する国際プロジェクトと比較しても、
およそ 300 分の 1 という驚きのコストカットに成功し、
観測ができたそうです。

詳しくはリンク記事でご確認ください。

なお、それぞれの大学などからも今回の記事についての
ニュースリリースが発表されています。


有松亘 理学研究科研究員らの研究グループは、沖縄県宮古島市にて実施した小型望遠鏡を用いた観測によって、太陽系外縁部「エッジワース・カイパーベルト」に惑星の形成材料である始原天体「微惑星」の生き残りと推定される極めて小さなサイズ(半径およそ1km)の天体を初めて発見しました。

情報源: 太陽系の果てに極めて小さな始原天体を初めて発見 -宮古島の小さな望遠鏡が太陽系誕生の歴史と彗星の起源を明らかに- — 京都大学


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