温泉水は、天水と呼ばれる雨水などの水の他に
海洋プレートから絞り出された水で構成される
場合があります。
筑波大学の研究グループは、
海水の二倍以上の塩分を含む特異な泉質をもつ
兵庫県神戸市の有馬温泉に着目し、
有馬温泉の7月の泉源を対象として、温泉水の
水素・酸素安定同位体比を測定し、
天水ではない成分の同位体比を同定。
フィリピン海プレートを想定した同位体進化モデルを
用いて、水の安定同位体比が深さ方向に
どのように変化するかの計算するなどの分析を実施。
これらの結果と阪神淡路大震災の発生した時期に
見られた変化との関係とは？
詳しくはリンク記事でご確認ください。
有馬温泉直下の地下深部洪水が阪神淡路大震災を引き起こした可能性を発見 | 生物・環境 – TSUKUBA JOURNAL
過去半世紀以上にわたる有馬温泉水の水素・酸素安定同位体比および塩素イオンのデータから、その直下で沈み込むフィリピン海プレート由来の水が1994年頃に地下深部で洪水のようにあふれ出し、それが1995年の兵庫県南部地震（阪神淡路大震災）の引き金となった可能性が高いことを見いだしました。
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