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災害などの危機から逃れる上で「他人とのつながり」が足かせとなる可能性があるとの研究結果|GIGAZINE


カーネギーメロン大学とイェール大学の
共同研究チームは、社会的集団が危機への対処に
どのような影響を与えるのかを調べるため、
ゲーム形式の実験を行いました。

オンラインで募集した2000人以上の被験者を、
「10人で構成された集団」
「20人で構成された集団」
「40人で構成された集団」
「60人で構成された集団」に分割し、
合計で108個のグループを作りました。
これらのグループに加えて168人の被験者が
「集団に属さない孤立した被験者」
として設定され、集団と個人を対象に実験を行ったそうです。

実験で行ったゲームの内容は、
「近い内に災害が起きる可能性がある状況で、
避難するかどうかを判断する」というもの。

ゲームでは、他の被験者が発信する
「安全」「危険」という情報と自分の判断に基づいて
「避難する」「避難しない」という2つのアクションの
どちらかを選ぶ必要があります。
セッションの開始前に被験者は2ドル(約215円)を受け取り、
「避難する」を選んだ場合は1ドル(約108円)を支払い、
「避難しない」を選んだ場合は何も支払わないという
設定もしたそうです。

ゲームを実施した結果、わかったこととは?
ゲームの詳細や結果など、
詳しくはリンク記事でご確認ください。


人間は社会的な動物であることが知られており、多くの人間が相互にコミュニケーションを取って情報伝達を行うことは、集団の安全性や作業の効率を高める上で重要です。ところが、新たな心理学研究により、「他人とのつながりが災害などの危機から逃れる上で足かせになっている可能性がある」との結果が示されました。

情報源: 災害などの危機から逃れる上で「他人とのつながり」が足かせとなる可能性があるとの研究結果

 


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