おもに中深層（数百メートル以深）で
起こる地球規模の海洋循環は
「熱塩循環」と呼ばれます。
大西洋で形成された深層水が、
大西洋海盆から南アフリカ沖を経由して、
インド洋に流れ込み、オーストラリアから
太平洋海盆へと移動するという
地球規模の大きな流れです。
この「熱塩循環」のなかに、大西洋の
海流システムである”大西洋南北熱塩循環”
という流れがあります。
ベルリン自由大学の研究者は、
この大西洋南北熱塩循環について
研究を実施し、ある状態になっていることが
わかったそうです。
詳しくはリンク記事でご確認ください。
地球の気候に影響を与えている「海洋大循環」が温暖化の影響で弱まる可能性は以前から指摘されてきましたが、このうち、大西洋の海流システムである大西洋南北熱塩循環が、ここ数十年で最も弱い状態になっており、安定性はこの1世紀でほぼ完全に失われたことが明らかになりました。
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