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モグラ科の新種をベトナム最高峰で発見―地表性モグラ類ミミヒミズの進化に迫る―|京都大学

ベトナムのファンシーパン山は、
ベトナム最高峰の山で、標高は3,143メートル。
地形は複雑なため、険しい登山となることで
知られている山です。

ファンシーパン山|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ファンシーパン山

京都大学、ベトナム科学技術アカデミーの
研究グループは、ベトナム最高峰の
ファンシーパン山における共同調査を実施。
この山で、モグラ科ミミヒミズ属の新種を発見し、
ファンシーパン山の標高2900mから得られた
2個体の形態的特徴とミトコンドリア遺伝子
と核遺伝子の塩基配列を詳細に調査し、
これまでの標本との比較を実施。

その結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

モグラ科の新種をベトナム最高峰で発見―地表性モグラ類ミミヒミズの進化に迫る― | 京都大学
 本川雅治 総合博物館教授、岡部晋也 同研究員、Hai Tuan Bui ベトナム科学技術アカデミー研究員、Linh Tu Hoang Le 同学生、Ngan Thi Nguyen 同学生らの研究グループは、ベトナムからモグラ科ミミヒミズ属の新種を発見しました。この哺乳類の新種は、ベトナム最高峰ファンシーパン山から見つかり、これまでに中国から知られる近縁種とは異なる形態的特徴をもち、遺伝的にも分化していることから、新種 Uropsilus fansipanensis(ファンシーパンミミヒミズ)として記載されました。この新種は、ベトナムから初めて見つかった世界で9番目のミミヒミズ亜科の一種です。山岳地域にのみ分布するミミヒミズ類では、新種が100年近く発見されてこなかった一方、2013年と2021年に相次いで中国から新種が報告され、その種多様性が注目を集めています。今回のファンシーパンミミヒミズの発見はベトナムの山岳地域の高い生物多様性を示すとともに、さらなる新種や隠蔽種の存在を示唆するものです。  本研究成果は、2023年8月28日に、国際学術誌「Zootaxa」にオンライン掲載されました。
www.kyoto-u.ac.jp

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