恐怖対象を見せずに恐怖記憶を消すことに成功　カリフォルニア大学など | 大学ジャーナルオンライン

どうしても恐怖を感じてしまうものというのはありますか？

例えば、爬虫類、特に蛇などが苦手な人もいるでしょうし、
昆虫が苦手という方もいらっしゃるでしょう。
あるいは、過去の恐怖体験が想起される場面があると
恐怖を感じることもあるでしょう。

自分で怖いと思っている気持ちをなんとかしたくとも、
どうしようもなく、なかなか改善できないことも多く、
悩んでいる方も多いかもしれません。

国際電気通信基礎技術研究所（ATR）、
カリフォルニア大学ロサンゼルス校らのグループは、
二重盲検によるDecNef法という方法を実施することによって、
恐怖記憶の消去に成功したそうです。

その研究で取り去った恐怖記憶とは、
「蛇の嫌いな人に対し、蛇の画像を見せること無く、
恐怖反応を消すこと」
被験者に一切の苦痛を与えずに、
恐怖反応の減弱に成功したという点がポイントです。

「二重盲検法」や「DecNef法」という手法の
詳しい方法はリンク記事でご確認ください。

今回の研究成果は、極度の恐怖体験が原因で発症する
PTSDへの応用研究をすでに開始しているそうです。

　
国際電気通信基礎技術研究所（ATR）、カリフォルニア大学ロサンゼルス校らのグループは、二重盲検によるDecNef法の実施により、恐怖記憶の消去に成功。「蛇の嫌いな人に対し、蛇の画像を見せること無く、恐怖反応を消すこと」に世界に先駆けて成功した。

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