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アリによる種子散布共生を、イネ科植物で初めて確認|京都大学

植物と動物の共生関係の事例は多く存在します。
動物が種子を食べることで、種子が遠くに運ばれていき、
子孫を残していくことができます。

京都大学、名城大学、鹿児島大学の共同研究チームは、
これまでの研究から、アリによる種子散布が植物にとって
多くの利点があり、進化的にも種の多様化を促してきた
可能性が示されていることから、青森県弘前市の2地点
および滋賀県大津市の1地点にある草地で野外調査を行い、
エノコログサの種子が実際にアリによって運ばれているか調査。

また、エノコログサの近縁種であるアキノエノコログサの種子でも
同様の調査を実施。アリとこれら2つの植物の関係の違いとは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

アリによる種子散布共生を、イネ科植物で初めて確認 | 京都大学
山尾僚 生態学研究センター教授、木村文香 弘前大学学部生(研究当時)、大崎晴菜 名城大学助教、金子拓斗 鹿児島大学修士課程学生(研究当時)らの共同研究チームは、イネ科の一年生草本であるエノコログサとアキノエノコログサの種子に、エライオソームと呼ばれるアリによる種子散布に特化した器官が存在することを発見しました。さらに、エノコログサとアキノエノコログサの複数集団を対象とした野外調査と、アリの飼育個体を用いた室内実験から、このエライオソームが実際に種子散布に貢献していることが確かめられました。本研究により、イネ科植物において初めて、アリによる種子散布共生が存在することが明らかになりました。ゲノム情報と豊富な変異体が整備されているエノコログサにおいてアリによる種子散布共生が発見されたことで、植物と動物の種子散布共生系を遺伝子レベルで解明するための新たな切り口になると期待されます。 本研究成果は、2025年12月16日に、国際学術誌「Plant Species Biology」にオンライン掲載されました。
www.kyoto-u.ac.jp

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