イギリスのキール大学のリチャード・スティーブン氏は、
2010年のイグ・ノーベル(イグノーベル)平和賞を受賞したそうです。
そんな彼の行っている研究をご紹介します。
イグ・ノーベル賞受賞者リスト(英語)
https://www.improbable.com/ig-about/winners/
悪態をつくことによって痛みが緩和されるかどうかを
研究しているリチャード・スティーブン氏。
英語圏の人々に限らず、日本人を対象にした
研究でも行ったそうです。
また、英語圏のFワードの代わりに
「架空の汚い言葉」を使った実験も行っています。
実験では研究チームが92人の被験者らに対し、
「3~5度という非常に冷たい温度に保たれた
氷水に手を浸して可能な限り痛みに耐える」
というタスクを与え、被験者の心拍数を測定。
このタスクを遂行する間、被験者らは
3秒に1回の間隔でそれぞれ決まった単語を
つぶやくように指示されたそうです。
つぶやく言葉は「Fワード」「中立的な単語(例:『solid』など)」
「fouch(架空の悪口)」「twizpipe(架空のユーモラスな言葉)」
のうち1つで、fouchとtwizpipeは研究チームが
この実験のために作り出した架空の単語だそう。
これらの実験の結果、わかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
うっかり熱い物に触れてしまったり足を家具にぶつけたりして痛みを感じた際に、思わず「クソッ」などと汚い言葉を口にしてしまった経験がある人もいるはず。そんな「悪態をつくことと痛みの関係」についての研究結果から、「Fワードをつぶやくことで痛みへの耐性が上がる」「悪口の鎮痛作用は人によって異なる」といったさまざまなことが判明しています。
情報源: 「クソッ」などの悪態をつくだけで痛みへの耐性が上がることが判明
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