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これまで公開していた
Microsoft Office 2010版「ITスキル」シリーズを
Offce365(投稿時点ではOffice2016と同様の機能)に
バージョンアップしてお届けします。
Office365版のWord編、
第21回目は『図表番号の挿入と変更』です。
なお、Word2010版をご覧になりたい方は、
こちらをご覧ください。
目次:ITスキル【Word編】(Office2010版)
https://andla.jp/wp/?p=1376
※2020年4月22日(日本時間)より
「Office 365」 は 「Microsoft 365」になりました。
この記事は投稿時点で「Office 365」 と呼ばれていたので
記事内はその名称のままになっておりますので置き換えてご覧ください。
基本的に大きな変更点はなく、さらに新しい機能が追加されました。
詳しくは公式ページでご確認ください。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/
今回は図や表にキャプションを入れる方法だよね。
論文を読んでいると、学会によってその表現方法にいろいろなタイプがあって面白いんだよね~。
へぇ。学会で表現方法を細かく指定しているところもあるし、そうでないところもあるし。
論文の校正していると図表につけた番号が同じになっちゃってるのを見かけるよ。
それを回避するためにも、これから図表番号の入れ方と更新について説明していきます。さぁ、始めましょう!
4回にわたって説明してきた画像の設定についての説明も今回が最後。
このPart4では、「図表番号」について取り上げます。
図や表にタイトルや番号を入れていきましょう。
図表番号とは
図表番号の挿入:オブジェクトの配置が「行内」の場合
図表番号の挿入:オブジェクトの配置が「行内」以外の場合
※注意:オブジェクトの配置を決定してから図表番号を挿入すること!
図表番号の更新
図表番号の書式設定
図表番号に章番号を含める場合
図表目次の作成
図表番号とは
図表番号とは、画像や表、グラフといった
オブジェクトに追加できる番号付きラベルのことです。
図表番号を追加、削除、移動した場合は、
簡単にすべての図表番号を一度に更新できます。
図表番号は、オブジェクトの文字列の折り返しにより、
挿入場所が変わります。
・オブジェクトの配置が文字列の折り返し「行内」の場合
→通常の文字列と同じように段落に挿入されます。
・オブジェクトの配置が「行内」以外の「四角」や「外周」などの場合、
→図表番号はテキストボックスに入ります。
オブジェクトの配置が「行内」以外のとき、
オブジェクトと図表番号が一緒にページ内や
文書内を移動するようにするには、
オブジェクトと図表番号が入ったテキストボックスを
グループ化する必要があります。
図表番号の挿入:オブジェクトの配置が「行内」の場合
配置が、文字列の折り返し「行内」になっている
画像や表などのオブジェクトに図表番号を挿入する方法です。
(1)図表番号をつけたい図を選択し、
[参考資料] タブの [図表番号の挿入] をクリック。
(2)[図表番号]ダイアログボックスが表示されます。
図1、図2・・・という図表番号が追加されていくわけですが、
図表番号を変更したい場合は、
[ラベル名]ボタンをクリックして、
任意のラベル名をつけることも可能です。
(3)図表番号をどの位置に入れたいかをリストから選び、
[OK]ボタンをクリックしてください。
(4)図表番号が図に挿入されました。
(5)次の図を選択し、[参考資料]タブの
[図表番号の挿入]をクリックすると、
既にラベルには先に設定した
図1の続き番号ラベル「図2」が入っています。
※図表番号には、グラフタイトルなどを入力して挿入することも可能です
図表番号の挿入:オブジェクトの配置が「行内」以外の場合
オブジェクトの配置が文字列の折り返し「行内」以外の場合、
図表番号の挿入方法については前段で説明したのと同じです。
ただし、図表番号は図表番号ダイアログボックスの
「位置」で指定した場所に作られるテキストボックスに挿入されます。
オブジェクトと図表番号が一緒にページ内や
文書内を移動するようにするには、
オブジェクトと図表番号の入ったテキストボックスを
グループ化しなければなりません。
「Shift」キーを押しながら、オブジェクトと図表番号を選択し、
右クリックメニューの中から、[グループ化] をクリックしてください。
これで、オブジェクトを移動しても図表番号も
一緒に移動できるようになります。
※注意:オブジェクトの配置を決定してから図表番号を挿入すること!
図表番号を挿入してから、オブジェクトの配置を変更すると、
図表番号の位置がおかしくなってしまう場合があります。
特に、配置「行内」のオブジェクトに図表番号を挿入してから
配置を「四角」などに変更すると、図と図表番号が
バラバラになっていまいます。
必ず、オブジェクトの配置で文字列の折り返しを
決定してから図表番号を挿入するようにしてください。
図表番号の更新
新しい図表番号を挿入すると、図表番号は自動的に更新されます。
ただし、図表番号を削除または移動した場合については、
図表番号の更新は手動で行わなければいけません。
(1)文書内の好きな場所をクリックし、[Ctrl]キーを押しながら
[A]キーを押して、文書全体を選びます。
(2)マウスの右クリックで表示されるショートカットメニューから
[フィールドの更新]を選択します。
文書のすべての図表番号がすぐに更新されます。
図表番号の書式設定
図表番号の番号書式を設定、変更することができます。
文書に図表番号を設定すると、
ホームタブにあるスタイルギャラリーに
「図表番号」というスタイルが追加されます。
これを右クリックして、書式変更する方法が、
Microsoftヘルプ等では推奨されていますが、
少しわかりにくいので、[図表番号]ダイアログボックスを使って
すでに設定されている図表番号の書式を
変更する方法について説明します。
(1)図表番号が追加されている図を選択し、
[参考資料]タブの「図表番号の挿入」をクリック。
[図表番号]ダイアログボックスが表示されるので、
右下の「番号付け」ボタンをクリックしてください。
(2)[図表番号の書式]画面が表示されるので、
書式のリストから好きなものを選択し、
[OK]ボタンをクリックしてください。
今回は丸数字を選択します。
(3) [図表番号]ダイアログボックスの図表番号が変更されました。
これでよければ[OK]ボタンをクリックしてください。
(4)図に丸数字の図表番号が挿入されました。
図表番号に章番号を含める場合
文章に見出し1などアウトラインレベルを設定してある場合、
図表番号に章番号を入れることができます。
(1)図表番号が追加されている図を選択し、
[参考資料]タブの[図表番号の挿入]をクリックし、
表示された[図表番号]ダイアログボックスの
[番号付け]ボタンをクリック。
番号書式を選択した後、
[章番号を含める]にチェックを入れ、
章タイトルの基準となる見出しレベルを選択し、
章番号と図表番号との区切り文字を選択し、
[OK]ボタンをクリック。
(2)[図表番号]ダイアログボックスの図表番号を確認し、
これでよければOKボタンをクリックします。
(3)すべてのオブジェクトに、章番号と図表番号が挿入されます。
下は、第2章内のグラフに図表番号が追加されたものです。
図表目次の作成
長い論文などの場合、図表目次が必要とされる場合があります。
自動で図表目次を作成する方法について説明します。
目次は、あらかじめ振られた図表番号を参照するため、
・図表番号が抜けなく入っているか
・設定した図表番号が順番に並んでいるか
を確認した後に図表目次を作成してください。
(1)図表目次を挿入したい場所にカーソルを移動し、クリックします。
(2)[参考資料]タブの「図表」エリアにある
[図表目次の挿入]をクリック。
(3)[図表目次]ダイアログボックスが表示されるので、
リーダーの種類やページ番号の並びなど、任意に設定し、
最後に[OK]ボタンをクリックしてください。
(4) 図表目次が挿入されました。
(5)図表目次を更新するときは、
図表目次内にカーソルを移動し、
[参考資料]タブの[図表目次の更新]をクリックしてください。
いかがでしたか?次回はいよいよ【Word編】の最終回。数式機能について説明します。お楽しみに!
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