企業に関する研究として、
「企業が大きくなるといずれは所有と経営は分離され、
経営はプロの専門経営者が行うようになる。」
ということが本当なのかをデータで検証してみると、
実際には企業の所有と経営が分離されていない
「家族企業」が世界の中では実は主流であったことから、
それ以降は「家族企業」研究が盛んになったという話題。
“Founding-Family Ownership and Firm Performance: Evidence from the S&P 500”
というタイトルの論文では、
家族企業と非家族企業ではどちらの業績が高いのかを
アメリカのS&P 500社を対象にして分析。
そして、S&P 500社のうち約3分の1が家族企業で、
さらに家族企業の方が非家族企業より会計の業績(ROA)でみても
市場の評価(Tobin’s Q)でみても業績が高いという結果に。
この結果には驚きです。
日本の家族企業研究についても触れられている全文は、
以下のリンクからどうぞ。
世界の有名なビジネススクールの多くでは家族企業を研究する専門研究所を作っていて、大きなエネルギーを注いでいる。なぜ日本をのぞく多くの国でこのような動きになっているのかを説明したい。
情報源: 世界有数のビジネススクールが「家族企業」研究に注力するワケ(沈 政郁) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
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