ポルトガル・リスボン大学の
ジョアン・ベリッシモ助教授らの研究チームは、
加齢に伴う注意力の変化を調べるため、
58歳から98歳までの被験者702人を
対象に調査研究を実施。
PCの画面に出る矢印の方向を
キーボードで答えるという
「注意ネットワークテスト」を使って
被験者の注意力と実行力に関係する
3つの認知機能を調べたそうです。
このテストでは、
・警告(alerting):刺激に備えて準備する
・定位(orienting):特定の情報を取捨選択する
・実行抑制(executive inhibition):刺激への反応を意図的にコントロールする
という3つの認知機能が測定できるそうですが、
加齢によって、それぞれの認知機能は
どのような状況となっていたのでしょうか。
詳しくはリンク記事でご確認ください。
一般的に、年を取ると物忘れが激しくなったり認知機能が衰えたりすると言われています。しかし、日常生活を送ったり仕事をしたりする上で重要な「注意力」を細かく分けて、それぞれの能力と加齢の影響を分析した研究により、年を重ねることで向上する能力もあることが分かりました。科学者らはこの研究結果を、「加齢や病気による脳の衰えを防ぐ研究につながるかもしれない」と位置づけています。
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