イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の
研究チームは、合計約2000人の
アメリカ人を対象に2本の科学記事を
使った実験を行いました。
その実験では、
「アメリカ政府が『ヴァルザウイルス』という
生物兵器を秘密裏に開発したと
著名な科学者が告発している記事」と
「遺伝子組み換え作物を食べたマウスに
腫瘍ができたとする論文を取り上げた記事」
を読んでもらい、それが事実かどうかや
拡散すべきかどうかといった質問に答えるというもの。
それと同時に、
「科学者は真実に基づいて行動するので
研究結果がねつ造されることはほとんどない」
といった文章にどの程度同意するかの
アンケートや、科学をどの程度理解しているかを
測定する選択式のテストも実施したそうです。
分析の結果わかった私たちに必要なこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
新型コロナウイルスのパンデミックは、専門家の意見に耳を傾けて対策を徹底することがいかに重要かを浮き彫りにしました。しかし、新しい研究により、科学への信頼感が高い人は疑似科学にだまされて偽情報を拡散してしまう可能性が高いことが判明しました。この結果から研究者は、「科学を信頼するのは大切なことだが、やみくもに科学を盲信せず、時には自分で考えたり批判的な観点で見たりするのも大事」と指摘しています。
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