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同じ時間でも「長い時間がたった」と認識していると傷の治りが進むという研究結果|GIGAZINE


ハーバード大学の研究チームは、
プラシーボ効果に代表される「精神が体に、体が心に、
同時かつ双方向の影響を与える」と仮定する
心身統一理論に基づいて、「知覚時間」と「傷の治り」の
影響を捉える実験を行いました。

その実験では、33人の参加者の皮膚に
熱したカップで吸引を行う「カッピング療法」の要領で
観察可能な程度の小さなあざを作るということを
1回目は14分(半分の長さ)、
2回目は28分(時間通り)、
3回目は56分(2倍の長さ)
に感じるよう設計して実験。

その3回のプロセスでは、
・表示されているタイマーの速度を変更
・参加者に気をそらすためのムービーを視聴させる
・一定時間ごとに出題されるクイズの出題頻度を調整する
といった異なるトリックで参加者の時間経過に対する
認識を操作する方法を用いて行われたそうです。

時間経過の認識とあざの治癒との関係とは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

同じ時間でも「長い時間がたった」と認識していると傷の治りが進むという研究結果、時間の認識が傷の治るスピードに影響を与える可能性 – GIGAZINE
「病は気から」と慣用句で言うように、心の持ちようや考え方によって病気などの症状が変化するという考えがあります。実際には効用などないはずなのに効果が見られるプラシーボ(偽薬)効果の一種とみられる一方で、心理状態が病気に与える影響を実証する研究もあり、ハーバード大学の心理学者が2023年12月に発表した研究では、傷が治る時間にも精神的な要因が影響し「時間が長く進んでいる」と感じるほど治癒が進むことが発見されました。
gigazine.net

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