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岩手県から日本最古の植物化石を発見|静岡大学


地質時代の区分のひとつであるデボン紀は、
約4億1600万年前から約3億5920万年前までの
時期を指しており、魚類の種類や進化の豊かさと、
出現する化石の量の多さから、「魚の時代」とも
呼ばれている時代です。

デボン紀|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/デボン紀

静岡大学の研究グループは、
前期デボン紀(約4.2–3.9億年前)の間に
急速に多様化し、現在見られる植物の祖先が
出揃った点に着目し、前期デボン紀の
日本の植生を解明する足掛かりとして、
岩手県大船渡市に分布する中里層で
胞子化石を探索。

今回の研究からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

岩手県から日本最古の植物化石を発見|新着情報|静岡大学
静岡大学理学部のルグラン ジュリアン助教、マヘル アフメド博士(創造科学技術大学院)らの研究グループは、岩手県大船渡市に分布する約4.1-3.9億年前(古生代前期デボン紀)の地層から、日本最古の胞子化石群集を発見しました。 これは植物の化石記録としても日本最古で、従来の記録を1000万年以上遡ります。 この胞子化石群集の解析から、 当時の日本に原始的な維管束植物からなる“草原”が広がっていたことが初めてわかりました。 前期デボン紀は、植物が爆発的に多様化した時代です。 しかし、この時代のアジアの植生データは少なく、本研究の成果は植物の歴史を復元する上で極めて重要です。 また、胞子化石の中には、南中国の同時期の地層から報告された種が多数ありました。このことは、当時の東北日本が南中国の近くにあったことを示唆します。 なお、本研究の成果は、日本古生物学会が発行する国際誌 「Paleontological Research」電子版に3月15日に掲載されました。
www.shizuoka.ac.jp

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