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ISO34502の自動運転車危険シナリオを数学的に定式化 安全性保証タスクの自動化・効率化により自動運転の社会受容を促進|京都大学


ISO34502では、自動運転車の動作を
「認知」「判断」「動作」の3段階に分けたのち、
各段階における危険要素を同定し、
それぞれの危険に繋がる事象を体系的に
整理する事で、シナリオを漏れなく導出する
という手法を採用しています。

日本発の自動運転システムの「シナリオに基づく安全性評価フレームワーク」に関する国際標準が発行されました~安全で自由に移動できる社会の実現を目指して(ISO 34502)~|経済産業省(2022年11月16日)
https://www.meti.go.jp/press/2022/11/20221116006/20221111005.html

京都大学の研究グループは、科学技術振興機構の
戦略的創造研究推進事業であるERATO蓮尾
メタ数理システムデザインプロジェクトなどのもと、
自動運転車の安全性保証の枠組みである
国際標準ISO34502で示された危険シナリオ群について、
その意味内容の数学的定式化を実施。

詳しくはリンク記事でご確認ください。

ISO 34502 の自動運転車危険シナリオを数学的に定式化ー安全性保証タスクの自動化・効率化により自動運転の社会受容を促進ー | 京都大学
 和賀正樹 情報学研究科助教と、蓮尾一郎 国立情報学研究所教授らの研究グループは、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業であるERATO蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクトなどのもと、自動運転車の安全性保証の枠組みである国際標準ISO 34502 で示された危険シナリオ群について、その意味内容の数学的定式化を行いました。  本研究では、従来英語などの自然言語で記述された危険シナリオを「STL(シグナル時相論理、Signal Temporal Logic)」という形式言語で記述することで、解釈の違いが生じる可能性がある危険シナリオの意味内容を確定させ、また危険シナリオを用いた安全性評価タスクの自動化・効率化を可能にしました。本成果は自動運転車の安全性保証に貢献する成果であり、また同時に、情報システムと人間社会との間の「契約」たる要求仕様の活用において、数学が果たしうる重要な役割を指し示すものでもあります。  本研究成果は、2024年4月9日に、情報学応用に関する主要国際会議「The 39th ACM/SIGAPP Symposium On Applied Computing(SAC)2024」で発表されました。
www.kyoto-u.ac.jp

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