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はやぶさ2探査予定小惑星の形状推定に成功―アマチュアの恒星掩蔽観測がはやぶさ2拡張ミッションに貢献―|京都大学

ある天体が別の天体の動きによって隠される
という天文現象を「食」と呼び、その中でも
小惑星などの太陽系天体が背景の恒星を
覆い隠す際に発生する天文現象を恒星食といいます。

(天文)|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/食_(天文)

京都大学を中心とする研究グループは、
日本の惑星探査機「はやぶさ2」の拡張ミッションの
ターゲットとなっている、直径およそ500mと推定される
小惑星(98943) 2001 CC21による
2023年3月5日に発生した恒星食の観測について
きりん座に位置する10等星恒星食現象として
日本各地の20地点で実施。このうちの1地点で
観測に成功し、そのデータ解析を実施。

解析の結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

はやぶさ2探査予定小惑星の形状推定に成功―アマチュアの恒星掩蔽観測がはやぶさ2拡張ミッションに貢献― | 京都大学
 有松亘 白眉センター/理学研究科特定助教を中心とする研究グループは、2023年3月5日に発生した、はやぶさ2拡張ミッションのターゲット小惑星(98943)2001 CC21による恒星掩蔽(えんぺい)現象(恒星食)の観測・解析により、小惑星の形状を推定することに成功しました。本研究では、新たなデータ解析技術DOUSHITE(Diffracted Occultation’s United Simulator for Highly Informative Transient Explorations: ドウシテ)を用いて、掩蔽時の恒星の明るさの変化を正確にモデル化し、小惑星が細長い形状をもっていることを明らかにしました。掩蔽発生当日には日本全国の20箇所でアマチュア観測家が中心となって観測が実施され、このうち1地点でのみ減光が観測されましたが、DOUSHITEにより形状の推定がはじめて可能となりました。本研究成果は、アマチュア観測とプロの天文学者による高度な解析技術のコラボレーションによるものであり、2026年に予定されているはやぶさ2拡張ミッションでの小惑星(98943)2001 CC21へのフライバイミッションの成功に大きく貢献します。
www.kyoto-u.ac.jp

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