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昆虫からほ乳類まで保存的な遺伝子がオサムシの適応放散に関わる | 京都大学


漫画家の手塚治虫さんが幼少期に好きだった
オサムシという虫の名前を織り込んだペンネームを
つけていたことで知られています。
このオサムシは、主として地上を歩き回る肉食の甲虫です。

オサムシ|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/オサムシ

東邦大学、京都大学、滋賀大学、金沢大学、
東京大学、東京都立大学、基礎生物学研究所、
国立遺伝学研究所の研究グループは、
体の形や大きさ、色が多様化していて、
北半球を中心に約1,000種が知られている
オサムシに焦点を当てて、日本固有の
オサムシの一種で、カタツムリを専門に食べる
マイマイカブリの形態変異に着目し、
形の違いを決める遺伝子を探索。
全ゲノム解読と遺伝学的解析の結果からわかったこととは?

詳しくはリンク記事でご確認ください。

昆虫からほ乳類まで保存的な遺伝子がオサムシの適応放散に関わる | 京都大学
 曽田貞滋 理学研究科教授(現:名誉教授)と小沼順二 東邦大学准教授を中心とする研究グループは、ヒトの頭の形に関わる遺伝子と同じ遺伝子が、カタツムリ食のオサムシの1種、マイマイカブリの頭の形を決めていることを発見しました。この遺伝子の変異によって、マイマイカブリは、地域によって頭が細長い形と太短い形に分かれ、それぞれ違った方法でカタツムリを食べるように適応しています。この遺伝子は多くの動物が保有している保存性の高い遺伝子ですが、甲虫の形態の多様性に重要な役割を果たしている可能性があります。  本研究成果は、2024年6月10日に、国際学術誌「Molecular Biology and Evolution」に掲載されました。
www.kyoto-u.ac.jp

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