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心理療法の学びをもっと深めたい!自分自身に認知行動療法を使って学ぶ トレーニングプログラムの開発|大阪大学

認知行動療法のトレーニングにおいて、
個人の内面を扱うことは心理的負担につながりやすく、
また実習や課題が多い心理職養成課程では
時間的制約によって標準化された教育プログラムとして
実装することはこれまでは困難でした。

大阪大学の研究グループは、認知行動療法の
「フォーミュレーション」技法を中心とした、
8週間で完了できる認知行動療法の専門家向け
トレーニングプログラムとして
「フォーミュレーション焦点化版SP/SR」を発表。

心理職養成課程の修士課程の大学院生3グループ29名に
実施して、検証した結果とは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

\心理療法の学びをもっと深めたい!/ 自分自身に認知行動療法を使って学ぶ トレーニングプログラムの開発 – ResOU
大阪大学大学院人間科学研究科の佐々木淳教授らの研究グループは、認知行動療法の専門家向けトレーニングプログラム「フォーミュレーション焦点化版SP/SR」を発表しました。 SP/SRとは国際的に展開されている心理療法のトレーニング戦略で、専門家自身が自分の困りごとに認知行動療法の技法を用いる体験を持ち、それを振り返ることを指します。 このSP/SRには参加者の技術が洗練され、かつ自己理解が深まるというメリットがある一方で、時間的制約や感情的な負担感が伴うことが課題とされてきました。 今回、研究グループは、認知行動療法の「フォーミュレーション」技法を中心とした、8週間で完了できるSP/SRプログラムを開発しました。このプログラムは、ワークブックの指定モジュールに取り組んだ後、内省を共有するミーティングに参加し、学びを深めるサイクルを繰り返します。自身の強みをフォーミュレーションに組み込み、臨床家としての「新しいあり方」を構築し、イメージ技法で新しいあり方を強め、行動実験でそれを定着させる4つのモジュールから構成されます。心理職養成課程の修士課程大学院生(3グループ、計29名)を対象に実施した結果、満足度93.10%、内省が深まった82.76%、認知行動療法の技法理解が深まった82.76%、ウェルビーイングへの良い影響を実感した75.86%が報告され、有害事象・ドロップアウトは3.3%にとどまり、心理的安全性の高いプログラムであることが示されました。 2026年6月から公認心理師による認知行動療法の考えに基づく心理支援が保険適用される見込みですが、本研究成果は、公認心理師やそれを目指す方が認知行動療法を学び始め、また深めてゆくための学習パラダイムとして大いに貢献することが予想されます。さらにこのプログラムは認知行動療法の専門家の学習に役立つだけでなく、心理支援の専門家の重要な資質である反省的実践やセルフケアの向上にも広く貢献することが期待されます。 本研究成果は、学術誌「認知療法研究」に、2月28日(土)に公開されました。
resou.osaka-u.ac.jp

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