「虐待の世代間連鎖」という言葉は、子ども期に
虐待を受けた人が成人後に自らの子どもへ虐待を行う
という文脈で用いられてきました。
京都大学の研究グループは、子ども期のポジティブな経験が
成人期における高齢者虐待加害リスクにどのように関連するかを
20〜64歳の男女約1万3千人を対象に、
2022年9月から10月にオンライン調査を実施し、
特に家庭と地域におけるポジティブな経験を分けて検証。
子ども期の逆境体験や、子ども期のポジティブな経験と
高齢者虐待加害との関連とは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

高齢者虐待を防ぐ手がかりは“子ども時代”にある?―子ども期のポジティブな体験の多さが将来の加害リスクの低さと関連― | 京都大学
これまで「虐待の世代間連鎖」という言葉は、子ども期に虐待を受けた人が成人後に自らの子どもへ虐待を行うという文脈で用いられてきました。しかし以前の研究では、この連鎖は子どもだけでなく高齢者に対する虐待にも及び、暴力の連鎖はあらゆる弱者に及ぶ可能性が明らかとなりました。 古賀千絵 人と社会の未来研究院特定講師らの研究グループは、子ども期のポジティブな経験が成人期における高齢者虐待加害リスクにどのように関連するかを20〜64歳の男女約1万3千人を対象に、2022年9月から10月にオンライン調査を実施しました。子ども期の経験と高齢者虐待との関連を検討した結果、子ども期に逆境体験がない人の中では、地域でのポジティブな経験が多いほど、虐待のリスクが低いことが示されました。一方で、この関連は子ども期の逆境体験が多い人ほど弱くなる傾向がみられました。 本研究成果は、2026年4月17日に、国際学術誌「Journal of Interpersonal Violence」にオンライン掲載されました。
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