T細胞はリンパ球の一種で、その中でもCD4陽性キラーT細胞は、
血液中に低い割合でしか存在しない特殊なT細胞集団で、
通常は他の免疫細胞を助ける役割を担っています。
T細胞|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/T細胞
大阪大学、慶應義塾大学、理化学研究所の共同研究グループは、
これまでの研究から、スーパーセンチナリアン(110歳以上)において、
この細胞の割合が大きく増加することを報告していましたが、
今回新たにセンチナリアン10人とスーパーセンチナリアン10人を含む
計28人の血中T細胞について単一細胞解析を行い、
CD4陽性キラーT細胞の遺伝子発現や細胞表面タンパク質の
特徴についての調査を実施し、その特徴を学習したAIモデルを
1500人以上の大規模公開データに適用し、この細胞の割合を解析。
詳しくはリンク記事でご確認ください。

\100歳を超えて増加する免疫細胞/ 超高齢期のT細胞免疫の再編成を明らかに – ResOU
大阪大学蛋白質研究所の橋本浩介准教授、慶應義塾大学医学部百寿総合研究センターの新井康通センター長、理化学研究所のピエロ・カルニンチ チームディレクターからなる共同研究グループは、スーパーセンチナリアン(110歳以上)に多くみられるCD4陽性キラーT細胞を詳しく解析し、超高齢期のT細胞免疫が再編成されている兆候を見出しました。
CD4陽性キラーT細胞は、通常は少数しか存在しない特殊なT細胞集団です。これまでに研究グループは、スーパーセンチナリアンでこの細胞の増加を報告しています。
今回、共同研究グループは、センチナリアン(100歳以上)の長寿者から得た単一細胞データを軸に、大規模公開データを加えて解析対象を0歳から110歳代まで広げ、AIモデルを用いて統合的に解析しました。その結果、CD4陽性キラーT細胞は90歳代までは低い割合にとどまり、100歳代以降で増加する傾向を示しました。また、増加した細胞は疲弊状態を示さず、同じクローンに由来する細胞でも多様なサイトカイン応答を示すことが分かりました(図1)。
先行研究では、CD4陽性キラーT細胞ががん細胞や老化細胞を直接攻撃し排除することが報告されています。本研究成果により、超高齢期では、加齢に伴って生じやすくなるこうした異常細胞への対応として、T細胞免疫の再編成が起きている可能性が考えられます。また、超高齢期における免疫維持の仕組みの理解につながることが期待されます。
本研究成果は、科学誌「Cell Reports」に、8月20日(木)午前0時(日本時間)に公開されます。
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