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科学と科学が出会う時 -異分野の概念どうしが学際的に融合する過程を検証- | 日本の研究.com

近年、これまでに発展してきた別の分野における
研究の考え方や手法を取り入れるというような
学際的な研究が積極的に行われるようになっています。

小さなアイデアから生まれた研究も、
”データの集積・分析・体系化が進み、
基礎的な理論や方法論が確立されて行くにつれ、
やがて派生的な理論が生まれ、
分野の垣根を超えて他の学術領域と交流していく。
そして、最後は複数の分野が収れんすることで、
統一的な理論が確立していく。”という流れがあります。

今回ご紹介する研究は、京都大学大学院情報学研究科の
Christian E. Vincenot 助教が学際的な研究を
その学際的な研究に発展していくその過程を
シミュレーションした結果ですが、
とても興味深い結果となっています。

シミュレーションの対象としたのは、
・エージェントに着目した複雑系分析
 (Agent-based complex systems:ACS)に基づいた
 Agent-Based Modeling(ABM)の研究
・環境学のIBM(Individual-Based Modeling)という名称で発展した、
 おもに個体どうしの相互作用と変化に着目した研究
この2つの研究について、
世界最大級の論文データベースである
SCOPUS(スコーパス)から抽出し、
引用関係を視覚的に把握できるようにシミュレーション。

その結果とは?
詳しくはリンク先で紹介されている、
シミュレーション動画でご確認ください。

その様子はまるで星が生まれて、惑星ができ、
最後は超新星爆発しているかのように拡大や収斂を
繰り返しているようにも見えて、美しささえ感じます。

 


情報源: 【プレスリリース】科学と科学が出会う時 -異分野の概念どうしが学際的に融合する過程を検証- | 日本の研究.com

 

 

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