今年はインフルエンザの流行が早くから始まっており、
注意喚起するようなニュースが流れているのを
ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
飛沫感染や接触感染で広がっていくために、
手洗いやうがいは欠かせません。
すぐに手を洗うことができない環境では、
アルコールによる手の清浄を行うような場面が
病院や公共施設などで多く見られます。
京都府立医科大学の研究グループは、
急性上気道感染症と診断された患者52人から
痰をサンプルとして採取。
実際にインフルエンザウイルスが含まれていることが確認された
19個のサンプルのせん断速度を測定して、
粘液の粘度を調査し、その後流体シミュレーションにより、
ウイルスが含まれる液体にアルコール消毒剤をかけた際に、
ウイルスが感染力を失うまでの時間を調査したそうです。
さらに、10人のボランティアに協力してもらい、
手に付着したインフルエンザウイルスが消毒剤により
感染力を失うまでの時間を調べる臨床実験も実施。
その結果、わかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
公共機関やスーパー、飲食店などの入口にはアルコール消毒剤が備え付けられていて、ポンプを一押しするだけで手を清潔にすることが可能になっています。しかし、粘液の物質的特性に注目した最新の研究では、インフルエンザウイルスはだ液により保護されてしまうため、アルコール消毒ではほとんど死ななくなってしまうことが報告されています。
情報源: だ液と共に付着したインフルエンザウイルスはアルコール消毒に対して4分間無敵だという研究結果
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