野生動物が人間からエサをもらうことを
学習してしまうと、不健全な依存状態に
陥ってしまうことが懸念されています。
今回は、エサ台の設置と鳥の依存状態に
ついての実験研究をご紹介します。
オレゴン州立大学の研究チームは、
アメリカ大陸北部に分布する
アメリカコガラ67羽を3つのグループに分け、
風切羽のクリッピング(切除)を
「両翼から4枚ずつ切除する(重いクリッピング)」
「両翼から2枚ずつ切除する(軽いクリッピング)」
「切除しない(クリッピングなしの対照群)」
の3段階で行い、RFIDチップで
タグ付けされた状態で放鳥。
実験対象となったアメリカコガラが
生息する川岸に、3.2kmにわたって
21個のカードリーダーをつけたエサ台を設置。
分析の結果、わかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
野鳥のエサが減る冬の時期には、庭やベランダにエサ台を置いてそこを訪れる鳥の姿を見て楽しむという人もいるはず。一方で、野生動物へエサをやることには「動物が不健全な依存状態に陥ってしまう」と懸念する声もあります。オレゴン州立大学の研究チームが発表した新たな論文では、「冬の間に野鳥のエサ台を設置しても、不健全な依存には陥らない」との結果が示されました。
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