早稲田大学理工学術院の菅野重樹教授と
アレクサンダー・シュミッツ准教授らが、
人の指の触覚を測るセンサーを開発したという記事。
長い間修行を重ね、技術を磨いてきた職人の「技」は、
継承者の不在や家業として成り立たないなどの理由で、
現在失われつつあります。
しかし、日本が培ってきた伝統や技能の中には、
これからの時代にも必要とされる「技」も多く、
それをどのように残すことができるかということは、
これまでにも課題として挙げられ、撮影して映像で残すなどの
対応は続けられています。
今回の研究では、人の指の触覚を測るセンサーということで、
センサーを指先に装着すると、爪やその周辺の肉の変形を計測。
その変形量から力のかかり具合などを推定できるそうです。
また、このセンサーの装着者は、指の腹が覆われていないという点が特長。
指の腹を使って塗り込む時の状態などの
繊細な作業をそのままデータ化できるとのことです。
そうなると、映像だけではわからなかった、力の強弱なども
一緒に残すことができるので、「技」を残す方法の一つとして
力を発揮できそうですね。
詳しい技術については、リンク記事をご参照ください。
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