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子どもの満足遅延を習慣が支える―マシュマロとプレゼント、長く「待てる」のはどっち?―|京都大学


「満足遅延」とは、すぐに得られる
小さな報酬を我慢して、将来得られる
大きな報酬を優先するということを指す言葉です。
この「満足遅延」が日本と米国で異なるのかを
調査した研究をご紹介します。

京都大学、東京大学、 カリフォルニア大学の研究グループは、
日本の子どもたちが幼稚園や学校、家庭で皆が揃ってから
「いただきます」と言ってから食事を始める
という習慣があることから、こうした環境で育った
日本の子どもは食べ物を報酬とした
満足遅延課題が長いと仮定。

日本の4〜5歳児80名と
米国の4〜5歳児58名が参加し、
それぞれ満足遅延課題として、
・マシュマロを報酬とした食べ物条件
・ラッピングされたプレゼントを報酬とするギフト条件
のいずれかに割り当てて、
すぐに1つ食べる(またはプレゼントを1つ開ける)か、
15分待ってから2つ食べる(またはプレゼントを2つ開ける)か、
についてを調査。

日本と米国の子どもたちの行動の違いとは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

 

 齊藤智 教育学研究科教授、柳岡開地 東京大学日本学術振興会特別研究員PD(現:大阪教育大学特任講師)、Yuko Munakata カリフォルニア大学教授らの研究グループは、幼児期の「満足遅延」(すぐに得られる小さな報酬を我慢し、将来得られる大きな報酬を優先すること)が文化に特有の「待つ」習慣により支えられることを明らかにしました。

情報源: 子どもの満足遅延を習慣が支える―マシュマロとプレゼント、長く「待てる」のはどっち?―

 


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