植物は、種を遠くに運んでもらうことで
移動先で子孫を残すことができるため、
風に乗って種を飛ばしたり、虫や動物に
運んでもらったりという方法を取ります。
今回ご紹介するのは、
種子散布距離と散布種子量の両方を、
野外調査と室内実験を組み合わせることで
同時に推定した研究結果です。
東京農工大学、東京農業大学の
共同研究グループは、野生のサクラの
一種であるカスミザクラを対象として、
その果実を採食する5種の哺乳類
(ツキノワグマ、ニホンザル、ホンドテン、
タヌキ、二ホンアナグマ)を対象に
種子の腸内滞留時間を測定。
また、カスミザクラ9本を対象に、
樹木ごとの結実量、各動物種が果実を食べに
木に訪問する回数を自動撮影カメラで
記録し、野外で採取した各動物種の糞に
含まれる種子の量と飼育個体を用いた
採食実験を実施。
主に長距離の種子散布を担う動物とは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
情報源: 【プレスリリース】実りの豊かな木ほど遠くまでタネを散布する~哺乳類の種子散布者としての役割を定量的に評価~ | 日本の研究.com
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