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害虫の王者が芋虫の足跡を嫌うことを発見 はらぺこあおむしが自然界の秩序を保つ?|京都大学


植物を育てたことがある人は、ハダニに
悩まされたことがある人も多いかもしれません。
ハダニは世代時間がおよそ10日間と短いため、
新しい農薬を開発してもすぐに効かなくなるそうです。
しかし、自然界ではハダニが植物を食い尽くすという
様子は見られません。それはなぜなのでしょうか。

京都大学。京都工芸繊維大学の研究グループは、
ハダニは芋虫と出会うのを避ける術を持っているはず
だと予測し、ハダニが定着場所を決めるとき、
芋虫が歩いた植物を避けるかどうかを調査。

研究グループは、分類上の科が違う
4種の芋虫(カイコ、セスジスズメ、ナミアゲハ、
ハスモンヨトウのいずれか)にインゲンマメの
葉面を歩かせ、芋虫が歩いた/歩いていない葉を並べて、
その境界にナミハダニまたはカンザワハダニの
雌成虫を入れて、どちらの葉に定着するかを
調べたそうです。

その結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

 

 自然生態系で草食性の害虫の活動を抑えているのは、同業者の芋虫かもしれません。  金藤栞 農学研究科大学院生、矢野修一 同助教、秋野順治 京都工芸繊維大学教授の研究グループは、害虫の世界王者のナミハダニと近縁種のカンザワハダニが、チョウやガの幼虫(カイコ、セスジスズメ、ナミアゲハ、ハスモンヨトウの幼虫、以下「芋虫」)の足跡を避けることを世界で初めて発見しました。

情報源: 害虫の王者が芋虫の足跡を嫌うことを発見―はらぺこあおむしが自然界の秩序を保つ?―

 


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