植物を育てたことがある人は、ハダニに
悩まされたことがある人も多いかもしれません。
ハダニは世代時間がおよそ10日間と短いため、
新しい農薬を開発してもすぐに効かなくなるそうです。
しかし、自然界ではハダニが植物を食い尽くすという
様子は見られません。それはなぜなのでしょうか。
京都大学。京都工芸繊維大学の研究グループは、
ハダニは芋虫と出会うのを避ける術を持っているはず
だと予測し、ハダニが定着場所を決めるとき、
芋虫が歩いた植物を避けるかどうかを調査。
研究グループは、分類上の科が違う
4種の芋虫(カイコ、セスジスズメ、ナミアゲハ、
ハスモンヨトウのいずれか)にインゲンマメの
葉面を歩かせ、芋虫が歩いた/歩いていない葉を並べて、
その境界にナミハダニまたはカンザワハダニの
雌成虫を入れて、どちらの葉に定着するかを
調べたそうです。
その結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

害虫の王者が芋虫の足跡を嫌うことを発見―はらぺこあおむしが自然界の秩序を保つ?― | 京都大学
自然生態系で草食性の害虫の活動を抑えているのは、同業者の芋虫かもしれません。 金藤栞 農学研究科大学院生、矢野修一 同助教、秋野順治 京都工芸繊維大学教授の研究グループは、害虫の世界王者のナミハダニと近縁種のカンザワハダニが、チョウやガの幼虫(カイコ、セスジスズメ、ナミアゲハ、ハスモンヨトウの幼虫、以下「芋虫」)の足跡を避けることを世界で初めて発見しました。ハダニが肉食性のアリの足跡を避ける(2022.10.31プレスリリース)のは分かりますが、何故草食性の芋虫の足跡を避けるのでしょう。その理由は、体長が0.5mm以下であるハダニは葉を食べる大食いの芋虫に出会うと自分の命だけでなく子孫と全財産を失うからです。芋虫の足跡を避けるハダニは、この巨大災害を避けるのと引き換えに、餌植物を自由に利用できないはずです。カンザワハダニがカイコの足跡から抽出した化学物質を避けることと、足跡の忌避効果が2日以上続くことも分かりました。この物質を特定できれば、天然物質由来で効果が長持ちする、夢のハダニ忌避剤が実現するかもしれません。
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