健康づくりの一環として、イソフラボンの摂取を狙って
豆乳を定期的に摂取しているという方もいらっしゃるかもしれません。
イソフラボンがホルモンに似た働きをすることがあるというのは、
これまでの研究でも明らかになっていますが、
今回は病気や障害、加齢により骨格筋が萎縮をすること、
「筋萎縮の軽減効果」がテーマです。
これまでの研究では、マウスの実験により
大量の摂取で効果があるとわかっていたようですが、
大量の摂取は弊害もあり、摂取自体が難しいという面で
人には応用されていません。
そこで、少量の大豆イソフラボンを摂取することで、
筋萎縮が軽減できるのかどうかについてをテーマとして、
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の佐久間教授と、
ニチモウバイオティックス、
豊橋技術科学大学環境・生命工学系の
田畑慎平院生らの共同研究グループが行ったのが今回の研究。
食事の 0.6%という少量の大豆イソフラボン (AglyMax, 用語 1)を
マウスに摂取させることで、除神経(神経の切除)に伴う
筋萎縮を軽減することに成功したという記事です。
まだ、マウスでの実験にとどまりますが、
今後研究が進めば、人が上手にイソフラボンを摂取することにより
筋萎縮を軽減させる一つの手段とすることができる日も
遠くないかもしれません。
研究の詳細はリンク先の記事でご確認ください。
情報源: 【プレスリリース】少量の大豆イソフラボン摂取で筋萎縮をストップ ―高齢化社会で増える筋減弱症の軽減に期待― | 日本の研究.com
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