骨は一度できたらそのままというわけではなく、
常に新しく生まれ変わる臓器だということが、
研究で分かっていますが、ではどうやって
骨が生まれ変わっていくのでしょうか。
骨が生まれ変わる仕組みは、
古い骨を溶かす“破骨細胞”と
新しい骨を造る“骨芽細胞”が、
互いに協調して働くことによって、
骨の構造が緻密に形作られる
=骨リモデリング
とされます。
骨芽細胞と破骨細胞のバランスが崩れると、
骨粗鬆症や関節リウマチなどの
骨が壊れる病気を発症します。
骨芽細胞と破骨細胞のバランスを保つ仕組み
(骨芽細胞と破骨細胞の情報交換の仕組み)が、
どのようになっているのかがわかれば、
病気の予防や治療に役立つのではないか。
その課題を解決するため、大阪大学大学院
医学系研究科の石井優教授らの研究グループが、
その様子を把握するために、独自に立ち上げた
骨組織のライブイメージング系を活用して、
生きたまま骨の内部の骨芽細胞と破骨細胞を
同時に可視化することに成功したという記事です。
その結果、骨芽細胞と破骨細胞は、
それぞれ数十細胞単位で小集団を形成しており、
両者の境界部分のほとんどは細胞同士の接触が
観察されませんでしたが、一部の領域において
骨芽細胞と破骨細胞が直接接触し、
コミュニケーションをとることが明らかとなったそうです。
その細胞同士のコミュニケーション方法とは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
情報源: 【プレスリリース】骨を造る細胞と骨を溶かす細胞の生きた相互作用を世界で初めて可視化! | 日本の研究.com
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