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人の“予約パターン”の中に普遍的な数理法則を発見―変動価格制の公正性評価の基準の確立へー|京都大学


最近では、さまざまな業種でアプリなどによる
予約ができるところが増えています。

こうした予約データに一定の法則がないかを
分析するためには、さまざまな業種から
データの提供を受ける必要がありますが、
予約データは基本的に非公開となっており、
横断的な分析をするのは難しい状況です。

京都大学の研究グループは、
ホテル、レンタカー、美容院といった異なる業種から、
具体的なホテル名などの匿名化を条件に、
実際の顧客の予約購買データを提供してもらい、
予約購買データを分析。

このデータを分析して発見したこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

人の“予約パターン”の中に普遍的な数理法則を発見―変動価格制の公正性評価の基準の確立へー | 京都大学
 梅野健 情報学研究科教授、新谷健 同博士課程学生(現:フォルシア株式会社社員)らの研究グループは、ホテル、レンタカー、美容院など様々な実際のブッキングカーブ(予約曲線)の中に、普遍的な数理法則―指数法則―が成立することを発見しました。これは、業種、市況に依らずに成り立ち、指数法則を特徴付けるパラメーターによって、逆にビジネス環境の中での競争力、顧客の特徴といった通常数値化することが困難な特性を定量化する新たなマクロ指標を構築できる可能性を示すものです。この数理法則の知見によって一般的な需給を調整する変動価格制の汎用型価格決定アルゴリズムを構築すること、および、この変動価格制の価格決定が公正であるか否かを本数理法則を基準にして初めて評価することが可能となります。  本研究成果は、2023年9月22日に、国際学術誌「Scientific Reports」にオンライン掲載されました。
www.kyoto-u.ac.jp

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