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「ばらまけるセンサ」実現へ。「土に還る」土壌含水率センサを実証!|大阪大学

センサは現代社会のあらゆる分野で利用されています。
例えば、誰かが通ったという動きを検出して
カメラを動作させたり、照明を点灯したりするといったように
何かの情報を信号に置き換える技術です。

センサ|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/センサ

大阪大学の研究グループは、あらゆるところに
設置されて広がり続けるセンサが増えれば増えるほど
環境に負荷がかかるという点に着目。
既存のセンサは植害を起こしやすい物質を利用しており、
屋外環境に残った場合には悪影響を引き起こすという
可能性があるため、環境にやさしいデバイスの
開発を検討。

センサ本体の分解性とセンシング、データや
位置情報発信の機能を両立に成功したそうです。
その方法とは?

詳しくはリンク記事でご確認ください。

「ばらまけるセンサ」実現へ。「土に還る」土壌含水率センサを実証! – リソウ
大阪大学 産業科学研究所 春日貴章助教らの研究グループは、紙、天然ワックス、錫など環境に配慮した材料のみで構成された土壌含水率センサの開発に成功しました(図1a)。開発したセンサは、検出した土壌の水分量を熱として発信し、その熱をサーマルカメラを用いて撮影することで、センサの設置位置と土壌含水率を遠隔から同時に取得することが可能です(図1b)。これまで生分解性プラスチックなどを用いた環境に優しい電子材料に関する研究は数多く行われてきましたが、性能や安定性に課題があり、分解性とセンサとしての必須機能(センシング・データ発信・設置位置情報発信)を両立することが困難でした。 今回、春日貴章助教らの研究グループは、ごく単純な構造のセンサと無線給電、そしてサーマルカメラを組み合わせることで、センサ自体の分解性と必須機能を両立した新しいコンセプトのセンシングシステムを実証することに成功しました。これにより、環境に優しい、持続可能なセンサ技術の発展や、「センシングできる肥料(図1c)」などの新技術の開拓が期待されます。 本研究成果は、米国科学誌「Advanced Sustainable Systems」に、10月17日(火)14時(日本時間)/午前0時(米国東部時間)に公開されました。
resou.osaka-u.ac.jp

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