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椅子に座るだけ!会話中のアイデア量をうなずきから推定|大阪大学

誰かと会話をするとき、「うなずき」などの
非言語的なコミュニケーションは、共感や
肯定的なフィードバックを表す際に重要です。

この「うなずき」を検出する新たなデバイスに
関する研究結果をご紹介します。

大阪大学、青山学院大学、東北大学、
台湾の國立中正大學の研究グループは、
「無意識コンピューティング」の研究の一環として、
椅子型のセンシングデバイス「SenseChair」を開発。
このデバイスを使用して、
「レンガの使い道をできるだけ多く挙げよ」といった
意見発散型思考課題のように、アイデアを多く
創出することを求めるタスクを課した実験を、
複数人からなるグループで実施し、
グループ内でなされる「うなずき」と、
グループの生み出すアイデア量の関係を調査。

詳しくはリンク記事でご確認ください。

\椅子に座るだけ!/会話中のアイデア量をうなずきから推定 – リソウ
大阪大学大学院情報科学研究科の修了生 西村賢人さん(当時博士前期課程)、青山学院大学理工学部情報テクノロジー学科 伊藤雄一 教授(大阪大学大学院情報科学研究科招へい教授を兼務)、伊藤弘大 助教、國立中正大學心理學系(台湾) 藤原健 助理教授、東北大学電気通信研究所 藤田和之 助教からなるグループは、椅子型のセンシングデバイス(図1)によって、会話者の重心位置・重量変化を解析することで会話中のうなずきを検出し、思考課題におけるアイデアの創出数やそのタイミングを推定する技術を開発しました。 チームでの会話の盛り上がりや、ディスカッションにおける知的生産性を評価するためには、これまで議事録などの内容から推定したり、映像や音声を分析するといった方法がありました。しかし、特に映像や音声を使う方法ではプライバシーの観点から、データの取り扱いが難しいという問題がありました。そこでこの研究では、着座者の重心位置・重量変化という体動を計測することで「うなずき」という非言語的なコミュニケーションを検出し、チーム内の合意形成やアイデア創出のタイミング推定を実現しました。 本研究成果は、Springer Nature社の学術雑誌「Quality and User Experience」に、10月24日(火)に公開されました。
resou.osaka-u.ac.jp

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