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不眠症に対する認知行動療法の有効な要素を解明|京都大学

不眠症とは眠りたいと思っているにも関わらず、
睡眠時間が短くなったり、眠りが浅くなったりして
身体や精神に影響を及ぼします。

不眠症|eーヘルスネット|厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-083.html

京都大学、東京大学、筑波大学の研究グループは、
不眠症治療の第一選択として有効性が
確立されている
「不眠症に対して認知行動療法(CBT-I)」
について、系統的レビューおよび
要素ネットワークメタアナリシスを実施し、
不眠症の認知行動療法の有効な要素を調査。

有効性の高い要素や低い要素とは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

不眠症に対する認知行動療法の有効な要素を解明 | 京都大学
 坂田昌嗣 医学研究科助教、古川由己 東京大学特任臨床医、山本隆一郎 江戸川大学教授、中島俊 筑波大学准教授(研究当時:国立精神・神経医療研究センター室長)らの研究グループは、系統的レビューと要素ネットワークメタアナリシスを実施し、不眠症の認知行動療法の有効な要素を明らかにしました。  本研究では、最先端の統計解析手法である要素ネットワークメタアナリシスを用いることで、複数の要素の組み合わせから成る不眠症の認知行動療法の要素ごとの有効性を世界で初めて推定しました。不眠症に対して認知行動療法が有効であることは実証されていましたが、複数の要素のうちのどの要素が有効なのかは知られていませんでした。本研究では、認知行動療法の構成要素まで詳細に検討することで、全体としてだけでなく要素ごとの有効性を検証し、睡眠制限法・刺激統制法・認知再構成・第3世代の手法(マインドフルネス等)・対面提供が有効であることを明らかにしました。一方、臨床現場でよく用いられている睡眠衛生指導やリラクゼーションの有効性は示されませんでした。この研究成果は今後、有効性の高い要素を含み、有効性の低い要素を省略した、効果的かつ効率的なプログラムの開発に繋がり、不眠症の認知行動療法の今後の普及を促進し、多くの方が悩む不眠症の改善につながることが期待されます。
www.kyoto-u.ac.jp

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