集団の中で「今」の長さの感覚は柔軟に変化する|筑波大学

話し手の口の動きと声を、同時に「今」起こっていると
感じることができるのは、脳が、ある時間幅内で
生じる異なるタイミングの情報を一つのイベントとして
統合しているからなのだそうです。
これを「Temporal Binding Window」
(TBW、時間統合窓)と呼ぶそうです。

筑波大学と長岡技術科学大学の研究グループは、
”集団サイズが増加するとともにTBWもまた増加する”
という仮説のもとに、さまざまな拍手音を収録して
人工的な拍手音を構成。

実験参加者に対して、このグループの拍手を
三回、4Hz のリズムで約1秒間提示するという
実験を行い、聞こえた拍手音が「だいたい揃っているか」を
Yes/Noで判断してもらったり、参加者の集団への
関与度に応じて3通りのタスクを設定して実験。

その結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

集団の中で「今」の長さの感覚は柔軟に変化する | テクノロジー・材料 – TSUKUBA JOURNAL
人が集団で行動する時に共有する「今」の長さの感覚が、その人が参加している集団が大きくなるにつれて増加することが分かりました。また、その傾向は、集団の中で受動的に振る舞うほど強く現れ、「今」の感覚は、集団のサイズや関わり方によって柔軟に変化していることが明らかになりました。
www.tsukuba.ac.jp

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