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「わかってくれる」と、関わりたくなる|大阪大学

相手が自分のことをわかってくれていると
思うことが相手の見方やイメージに影響を与えるか
を調査した研究結果をご紹介します。

大阪大学の研究グループは、人が
「相手が自分のことをわかってくれる」と思った場合に、
その相手への見方やイメージがどのように変化するのか、
またその変化の心理的要因を調べるため、
日本人476名を対象とした心理実験を実施。

実験では、2パターンの内容の記事を作成し、
「中国人は日本人のことをわかってくれる」と思った場合に、
日本人が中国人に対して抱くイメージが
どう変化するのかを調査するというものです。

実験の結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

「わかってくれる」と、関わりたくなる – ResOU
大阪大学国際教育交流センターの井奥智大特任助教(常勤)、大学院人間科学研究科の綿村英一郎准教授の研究グループは、人が「相手が自分のことをわかってくれる」と思った場合に、その相手への見方やイメージがどのように変化するのか、またその変化の心理的要因を心理学実験により解明しました。 実験の結果、「相手がわかってくれる」と思うことにより、相手に対する偏見が減ることで、積極的に相手と関わろうとする傾向がみられることが明らかになりました。これまでの研究でも、「相手がわかってくれる」と思う心理が人の行動や集団同士の関係において重要なファクターとなることが明らかにされていましたが、その心理変化のプロセス、メカニズムを示したのは本研究が初めてです。 本研究の成果を踏まえれば、外国人が日本語を学習し、日本のことを理解していることを発信することで、外国人に対する差別問題を減らせる可能性があります。この意味で、大阪大学の留学生日本語プログラムのような取り組みが広く知られることが期待されます。 本研究成果は、米国科学誌「Scientific Reports」に6月7日に公開されました。
resou.osaka-u.ac.jp

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