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気候正義の認識が行動と政策支持に影響を及ぼす―世界11か国の調査から判明―|京都大学

気候正義(Climate Justice)は、気候変動の影響や、
負担、利益を公平・公正に共有し、弱者の権利を保護する
という人権的な視点を指す言葉です。

気候正義|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/気候正義

京都大学、ノッティンガム大学などの国際研究チームは、
気候正義が人々の行動や政策支持にどのように
影響を与えるかを明らかにすることを目的に、
世界11か国の5,627人の成人に対する調査を実施。

「気候正義」という言葉の認知度や、
それが気候変動に対する具体的な行動に
どのように影響しているかを分析した結果とは?

詳しくはリンク記事でご確認ください。

気候正義の認識が行動と政策支持に影響を及ぼす―世界11か国の調査から判明― | 京都大学
 パク・ジュナ 教育学研究科講師、チャールズ・オグンボデ 英国ノッティンガム大学(University of Nottingham)助教らの国際研究チームは、「気候正義」への認識と行動・政策支持との関連を調査しました。  気候正義とは、貧しい階層や国家であるほど気候変動に脆弱だという事実に焦点を当て、それに対処する行動と政策を支持しようとする概念です。本研究では、世界11か国の5,600名以上の成人を対象に大規模なオンライン調査を行い、気候正義に対する考え方が、日常の環境保護行動や気候変動に関する政策の支持に強く結びついていることを明らかにしました。  調査結果によると、被験者全体の66.2%が「気候正義」という言葉を知らなかったものの、貧困層が気候変動による影響をより強く受けているという考えは、多くの人に支持されていました。特に、日本における「気候正義」の認知度は参加国の中で最低の13.8%であったものの、エネルギーの節約や公共交通機関の利用などの環境行動への意識と、気候正義の認知度との間には密接な関係があることが示されました。  本研究は、気候変動に対する公平な政策の重要性を浮き彫りにし、政策立案者が気候正義の観点を重視することで、国際的な気候変動対策がより広範に支持される可能性を示唆しています。
www.kyoto-u.ac.jp

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