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マイクロプラスチックが海洋生態系を変える?マイクロプラスチック浸出液がマツバガイの捕食者回避に与える影響|京都大学

京都大学、フランス・リール大学の共同研究グループは、
生態系の中で捕食―被食関係に注目し、
マイクロプラスチックの元となるプラスチックについて、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミドと
生分解性プラスチックであるポリ乳酸の4種を使用し、
海水1Lに対してこれらのプラスチックをそれぞれ20mLずつ入れ、
24時間エアレーションを行いマイクロプラスチック浸出液を作成。

このマイクロプラスチック浸出液に
・和歌山県白浜町の海岸で採集したマツバガイ
・捕食者としてイボニシとシマレイシダマシ
を使用してマツバガイの捕食者を検知する能力への
影響を調査。

この実験結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

マイクロプラスチックが海洋生態系を変える?―マイクロプラスチック浸出液がマツバガイの捕食者回避に与える影響― | 京都大学
 中野智之 フィールド科学教育研究センター准教授とLaurent Seuront フランス・リール大学(Université de Lille)教授の共同研究グループは、マイクロプラスチックが海産巻貝類マツバガイの捕食者を検知する能力を著しく低下させることを明らかにしました。マツバガイは外套触角を通して、捕食者である肉食性巻貝類のイボニシやシマレイシダマシの使用する酸を科学的に検知して防御行動を取ると考えられていますが、マイクロプラスチックに曝した海水に浸した場合、捕食者の接近を検知することができなくなりました。また実験に使用したポリプロピレン(polypropylene(PP))、ポリエチレン(polyethylene(PE))、ポリアミド(polyamide(PA))と生分解性プラスチックであるポリ乳酸(polylactic acid(PLA))のうち、特にポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミドの影響は大きいが、ポリ乳酸の影響は若干小さいことも分かりました。  本研究成果は、2024年11月5日に、国際学術誌「Publications of the Seto Marine Biological Laboratory」にオンライン掲載されました。
www.kyoto-u.ac.jp

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