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社会関係の中心にいるサルは強い自制心を示す 野生ニホンザルの社会性と認知能力の関係|京都大学

多くの霊長類は他の仲間とともに集団を形成して
暮らしていますが、複雑な社会の中で生きることが、
高度な認知能力を進化させる原動力になるという
考えを、「社会的知性仮説」と呼ぶそうです。

京都大学の研究チームは、淡路島に生息する
餌付けされた野生ニホンザルの集団を対象として、
自然場面での行動観察と野外での認知実験を
組み合わせた研究を実施。

具体的には、2017年から2020年までの間に
記録されたサル同士の毛づくろいデータを分析し、
毛づくろい相手の数や、どのような相手と関係性が強いか
といった情報から、個体ごとの社会の中での重要性を算出し、
各個体の認知能力を測るため、合計119頭の
サルに対し野外での認知実験を実施。

これらの結果からわかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。

社会関係の中心にいるサルは強い自制心を示す―野生ニホンザルの社会性と認知能力の関係― | 京都大学
 私たちヒトを含め、多くの霊長類は他の仲間とともに集団を形成して暮らしています。人間社会と同じように、サルの社会でも、誰かと争ったり、時には協力したりなど、様々な駆け引きが行われています。このような複雑な社会の中で生きることが、高度な認知能力を進化させる原動力になるという考えは、「社会的知性仮説」と呼ばれます。この仮説について、これまでは主に異なる種の間での比較による研究が多く行われてきました。しかし、同じ群れの中でも、個体によってそれぞれの社会関係は大きく異なります。例えば、群れの中心的なサルは、多くの仲間と関わりを持ち、より複雑な社会関係の中で生きていると考えられます。反対に、仲間との関わりが少ないサルは、比較的単純な社会関係の中で過ごしているのかもしれません。これまでの研究では、このような個体ごとの社会関係の違いが認知能力とどのように関連しているかについて、ほとんど調べられていませんでした。
www.kyoto-u.ac.jp

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