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客観的にガラガラ声を評価できる新指標 ガラガラ声の程度を自動的に定量化する音響モデル「ARI」を開発!|大阪大学

ガラガラとした声は、声帯の振動が乱れることで
生じており、そうした声帯の振動が不規則になったときに
現れる「サブハーモニクス」は、基本周波数の整数分の1の
周波数成分を指しているそうです。

大阪大学の研究グループは、これまではサブハーモニクスを
人が耳で聞いて評価していましたが、主観的でばらつきが
あるという課題があったことから、同研究グループで開発した
SFEEDS(Spectral-Based Fundamental
frequency Estimator Emphasized by Domination
and Sequence)という声の波形の基本周波数を
正確に見つけるしくみを使って、サブハーモニクスの種類と
量を自動で判定するプログラムを作成して評価。

詳しくはリンク記事でご確認ください。

\客観的にガラガラ声を評価できる新指標/ ガラガラ声の程度を自動的に定量化する音響モデル「ARI」を開発! – ResOU
大阪大学大学院医学系研究科の北山一樹さん(博士課程)、細川清人講師、猪原秀典教授(耳鼻咽喉科・頭頸部外科学)の研究グループは、ガラガラした声の評価に使える新しい指標「ARI(アコースティック・ラフネス・インデックス)」を開発しました。 ARIは、声に含まれるサブハーモニクスの種類と強さを計算し、従来の音響データと組み合わせて声のざらつきを0~10のスコアで表すしくみです。ガラガラした声は、人が耳で聞いて判断すると主観的でばらつきがあるという課題がありましたが、今回、約450人分の声のデータで検証を重ね、専門家の判断とよく一致する音響モデルの開発に成功しました。ARIは声の病気の診断や治療の前後での比較、研究などで使うことができ、誰でも使えるようにプログラムをインターネットで公開しているため、医療現場や研究機関などでの活用が期待されます。 本研究成果は、米国科学誌「npj Digital Medicine」に、5月20日(火)に公開されました。
resou.osaka-u.ac.jp

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