植物の生存戦略として、動物に種子を食べてもらい、
糞として別の場所に散布してもらっていますが、
その運んでもらう動物による種子散布の違いが
あるのでしょうか?
京都大学、広島修道大学、株式会社テンドリル、
栃木県の研究者などの研究グループは、
栃木県日光市の戦場ヶ原に設置した9.8kmのルートを
5日間にわたって3回調査し、ルート上に排泄された
105個の糞(テン59個、タヌキ27個、キツネ19個)を採集し、
採餌様式、食性、体サイズが異なる
日本の主要な種子散布者である、
テン、タヌキ、キツネに着目して糞内の種子組成と
種子密度を比較。
詳しくはリンク記事でご確認ください。

テン・タヌキ・キツネの種子散布特性を解明―散布種子の「組み合わせ」と「密度」は3種の採餌様式と食性の違いを反映― | 京都大学
井上輝紀 生態学研究センター博士課程学生と山尾僚 同教授、奥田圭 広島修道大学教授、株式会社テンドリルの坂本祥乃氏と宮本留依氏、栃木県の小林春香氏と横山実咲氏から成る研究グループは、中型哺乳類による動物被食散布において、糞の中に含まれる種子の組み合わせや密度(以下、「堆積パターン」)が種子散布者の種類によって異なることを明らかにしました。さらに、種子散布者の採餌様式や食性の違いが、種子の堆積パターンに反映されている可能性を示しました。
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