公共図書館における障害者サービスの
実施状況を調査したレポートをご紹介します。
国立国会図書館が行なったのは、
「図書館調査研究リポート」No.17
『公共図書館における障害者サービスに関する調査研究』
という調査です。
この調査は、2010年にも実施されていて、
今回はその調査結果との比較も行われています。
調査対象となる図書館は1,397 館。
そのうち1,152 館から回答が得られたそうです。
2017 年9 月 8 日付で調査票を発送、
回答期限は 10 月 13 日に設定し、
2016 年度の実績又は 2017 年 3 月末の状況に
基づいた回答を依頼したそうです。
調査結果の全体的な傾向を分析するため、
2 つの指標を設定。
指標1では、以下の3つがすべて適合する場合に、
「指標1適合館」としたそう。
①録音資料(DAISY 形式の CD 又はテープ)の貸出を行っており、実績もある
②特定録音物等郵便物の発受施設の指定を受けている
③録音資料(DAISY 形式の CD 又はテープ)の郵送貸出サービス又は宅配サービスを 行っており、実績もある
指標2では、指標 1 の要件に加えて、
次の 2 つの要件もすべて満たす図書館を
「指標 2 適合館」としたそう。
④録音資料(DAISY 形式の CD 又はテープ)又はマルチメディア DAISY の資料製作 をしている
⑤対面朗読サービスの実施体制が整っている(実績の有無は問わない)
「指標1適合館」「指標 2 適合館」は、
全国にどのくらいあったでしょうか。
指標2まで適合した図書館がもっとも多い都道府県は
どこだったでしょうか。
詳しくはリンク記事でご確認ください。
都道府県図書館における取り組みの状況や、
障害者向けの資料の所蔵状況、
対面朗読、病院・施設・学校等へのサービス、
点字、手話のできる職員がいる図書館の割合、
障害者に対応した施設や設備についての詳細は、
リンクのPDFで提供されているレポートで
確認することができます。
情報源: 『公共図書館における障害者サービスに関する調査研究』(図書館調査研究リポートNo.17)を公開しました。 | カレントアウェアネス・ポータル
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