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記憶の「関連付け」を行うことでささいなことをキッカケに出来事全体を思い出せるようになる|GIGAZINE


まだ、携帯電話がない時代には、固定電話や
公衆電話を利用する機会が多かったので、
頻繁にかける電話番号を覚えていました。
今はどうかと言われると、自分の携帯電話番号や
職場の電話番号以外は覚えていないという方も
多いかもしれません。

人間の記憶のプロセスは、
情報を取り込んで記憶情報に変換する「記銘(符号化)」、
記憶情報をとどめるための脳神経ネットワークを形成する「保持(貯蔵)」、
そして情報を再度取り出す「想起(検索)」
の三段階が基本となってるそうです。
先ほどの例のように昔は電話番号を記憶できたのは、
この三段階を繰り返していたからなのでしょう。

今回ご紹介する、カリフォルニア大学デービス校の
研究者たちは、上記の段階のひとつである「想起」によって
記憶が強化されることを確かめるために
2つの実験を行いました。

一つ目の実験では、被験者を二つのグループに分けて、
「光景」と「物」のペアを被験者に覚えさせ、
次の日に「光景」を見せて対となる「物」を
思い出させたそうです。
片方のグループでは思い出す作業を1回だけ、
もう片方のグループでは3回行われたとのこと。

二つ目の実験では、被験者に記憶を思い出してもらいながら、
機能的核磁気共鳴画像法(fMRI)を利用して、
脳の活動を監視するという実験を行ったそうです。

それぞれの実験の結果でわかったこととは?

詳しくはリンク記事でご確認ください。


大切な人の誕生日や電話番号など、大事な情報は長期にわたって脳内に保存されますが、忘れないように長期にわたって記憶し続けるには、定期的に思い出すことで記憶を強化しなければなりません。カリフォルニア大学デービス校の研究者が、「情報はエピソード的に関連付けされて記憶され、ささいなことでも思い出すと、関連付けされた記憶も同時に強化される」という研究結果を発表しています。

情報源: 記憶の「関連付け」を行うことでささいなことをキッカケに出来事全体を思い出せるようになる


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