最近、若い世代で”やせ”の増加が進んでいます。
ファッション界では問題となり、極度に痩せたモデルは
採用しないというブランドも出てきています。
細い体型を好むために、食事を制限するなどの
過度なダイエットを行っている場合もあり、
警鐘が鳴らされています。
そうした傾向が妊娠年齢の女性に多いことに着目し、
過剰なダイエットやストレスが
胎児に与える影響について調べた研究を
ご紹介します。
そのキーワードは、「コルチゾール」。
副腎皮質から分泌されるホルモンの一つで、
ストレスを受けた時に分泌が増えることから
「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
低栄養の妊婦の場合、コルチゾールが
胎児に移行するため、胎児が高濃度のコルチゾールに
暴露されるのだそうです。
東京大学先端科学技術研究センターの研究グループは、
最初に低タンパク食を妊娠時に与えたラットと、
胎盤透過性の人工的に合成されたコルチゾール同様の機能をもつ
糖質コルチコイドを妊娠時に投与したラットを分析。
実験結果から、胎児への影響が明らかになっています。
その影響を受けた胎児が成人となった場合に、
さらに大きな影響を及ぼすようです。
詳しくはリンク記事でご確認ください。
東京大学先端科学技術研究センターは2018年11月2日、「胎生期の悪環境が成人後に生活習慣病を発症させる記憶のメカニズムを解明した」とする研究成果を発表した。妊娠中の過剰なダイエットやストレスが、子どもの生活習慣病の原因となりうる可能性を示唆している。
情報源: 妊娠中のダイエットやストレス、子の生活習慣病の原因に | リセマム
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