伝統的なボディペインティングを
施している部族をしばしば見かけます。
そのペインティングは、ある時はその部族にとって
成人を意味することもあり、またある時は
部族ごとの区別を表すこともあり、
ファッション的な意味合いを持つ場合もあります。
スウェーデンとハンガリーの研究チームが
ボディペインティングについて行なった研究を
ご紹介します。
実験場所はハンガリー。
研究チームは人間の成人と同じサイズの
プラスチックモデル3体を用意。
・1体を暗色(茶色)
・1体を白と黒のしま模様
・ベージュ色
に塗りました。
そして、昆虫を捕まえる接着材を
モデルに塗って実験を実施。
色の違いで虫を引き寄せる数がどのくらい違うか
が調べられました。
その結果、わかったこととは?
ちなみに、この研究チームはこれまでに、
シマウマのしま模様の役割を研究して、
イグ・ノーベル賞を受賞しています。
詳しくはリンク記事でご確認ください。
蚊やツェツェバエなど動物を吸血する害虫が存在する地域の部族や民族は、細菌や寄生虫、その他の病原体にかかるリスクにさらされています。このような地域に住む人々にはボディペイントを施す習慣がしばしば見られますが、スウェーデンとハンガリーの研究者が、ボディペイントに昆虫を遠ざけ、病気から人々を守る効果があることを証明しました。
情報源: 部族や民族のボディペインティングには身を守る効果があるという研究結果
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