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社会人学生になってみて、一番困ったことは、
24時間では時間が足りないってことでした。
仕事、家庭、そして学業。
いずれもいろいろとやりたいことがあるけれど、
それぞれにかけられる時間には限りがあります。
特に、履修科目の多い年度に関しては、
学習にあてる 時間確保が物理的に必要で、
追われるように毎日を過ごしていました。
突然やってくる、あの思い
追われるように過ごす毎日。
そんな時、突然襲われる思い。
それは、
『こんな思いまでして、何で大学にいるんだっけ?』
という、実に「元も子もない思い」。
いや、自分なりに、高い志や、強い気持ちをもって
学ぶことにしたんだし、実際に学んでいるのです。
学習している最中は、それこそいつも面白いなぁと思っている。
だけど、毎日を何かに追いかけられるように過ごしていると、
気の迷いというか、精神と肉体の疲れというか、
そういうことが重なって、ひとつのきっかけになり、
この、「元も子もない思い」がやってきます。
しらっと、急にやってきます。
この「元も子もない思い」は、一度やってきたら、
私の中の“やる気スイッチ”をいとも簡単にオフにしました。
この「元も子もない思い」は、何度か襲ってきました。
睡眠時間が足りない毎日というのは、ろくなことを考えない。
人間はうまくできています。
そして、片付けあるある
何度目かの「元も子もない思い」の時に、
とりあえずやる気が出ないから、資料をファイルしようと
ついでに少し整理しておこうなんて思って、
書棚を片付け始めました。
行き詰ったときに、ついやりがちな”あるある”ですよね、
片付けって。
その片付けをしていて、たまたま開いたファイルに、
入学試験の時に書いた志望動機の文章を見つけたので、
「お、なんて書いていたかな?」なんて軽い気持ちで
取り出して読んでみました。
あ~、そうだったな。
うん、そう思ってたわ、ワタシ。
これ、偶然行ったことだったけれど、
気持ちを立て直すのに、一役買いました。
入学前に感じていた、いろいろなジレンマや思いを。
志望動機を読む行為が、今の自分に過去の自分が
喝を入れているような状態になりました。
使用上の注意
自分で書いた志望動機に喝を入れてもらう、この方法。
こうやって偶然見つけるくらいの、タイムラグがあるのがいい。
例えば、壁に貼るとか、いつも手元に置くとか、
そんなふうにべったりと横に置かれると、
ちょっとうんざりするし、あまり効き目がないかもしれません。
偶然見つけるからいいのだし、ごくたまに見るからいい。
摂りすぎにはくれぐれもご注意ください。
今日の四字熟語
五里霧中(ごりむちゅう)
物事の様子や手掛かりがつかめず、方針や見込みが立たず困ること。また、そうした状態。五里にもわたる深い霧の中にいる意から。事情などがはっきりしない中、手探りで何かをする意にも用いる
(goo辞書より:https://dictionary.goo.ne.jp/idiom/)
毎日の慌ただしい日々の中で学び続ける道の途中では、
霧の中に突然迷い込んでしまったような、
進んでいるのか戻っているのかわからなくなるような、
そんな「五里霧中」な感覚に囚われることもあります。
でも、自分だけが囚われる感覚ではなく、
一生懸命にやっている人ほど、そういう気持ちになることも。
積み重ねていれば、行く先を照らす明かりに、
きっと出会えると思います。
アンドラが、その明かりを探すヒントになればいいなと思います。
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