子孫に遺伝するのは「遺伝子」による
生まれつきの要素だけなのでしょうか?
それとも過去の経験も遺伝するのでしょうか?
Geisel School of Medicineの研究チームは、
幼虫に寄生する寄生バチの存在を感知すると、
エタノールを含む餌の周りに卵を産み付ける傾向がある
キイロショウジョウバエを使って、実験を行いました。
キイロショウジョウバエのメス40匹とオス10匹、
そしてメスの寄生バチ20匹を一緒に4日間飼育。
同時に対照群として、同じ数と比率の
キイロショウジョウバエを、寄生バチと一切触れさせずに
飼育したそうです。
最初に飼育を開始した世代を「F0世代」、
そのF0世代から生まれた世代を「F1世代」として、
この「F1世代」が卵を生む場所を観察。
その結果、わかったこととは?
詳しくはリンク記事でご確認ください。
19世紀、オーストリアの司祭だったグレゴール・ヨハン・メンデルはエンドウマメの交配実験から、生き物が持つ形や性質が子孫に遺伝することを発見しました。それ以来、子孫に遺伝するのは「遺伝子」という形で生まれつきに持っている要素のみだといわれてきましたが、近年は親のストレスや記憶も遺伝する可能性が指摘されています。そんな中、Geisel School of Medicineの研究チームが新たに「親が後天的に得た経験も子どもに遺伝する」ことを示す実験結果を報告しています。
情報源: 「親が経験したことも遺伝して子孫に受け継がれる」という研究結果
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