大きな被災の後、その経過を研究として記録していく作業は、
後世を生きる人たちのために寄与する、
とても大事な研究テーマだと思います。
東北大学は千葉大学・ハーバード大学等との国際共同研究で、
世界で初めて、震災前の地域在住高齢者の情報と、
津波による死亡原因の関連性を調査したという記事。
加えて、震災後に住環境の変わることで起こる
中期的な死亡リスクについて調べたそう。
調査に参加した人は860名。
この調査がこれまでの他の調査と異なる点は、
「被災前の健康状態や行動を含めた様々な要因の調査」
であること。
そのことで、どのような人が被災したあとに深刻化しやすいか、
亡くなる人が多いかなどを把握しようと試みています。
この結果から考えると地域に暮らす人の健康状態を
どのように把握していくかということが
次の課題となりそうです。
調査結果をオッズ比(起こりやすさ)で出した結果については、
リンクの記事をご確認ください。
東北大学は千葉大学・ハーバード大学等との国際共同研究で、世界で初めて、震災前の地域在住高齢者の情報と、津波による死亡原因の関連性を調査。さらに住環境の変わる震災後の中期的な死亡リスクについて調べた。
情報源: 東日本大震災の死亡リスクを被災前後の比較で調査、東北大学ら国際共同研究 | 大学ジャーナルオンライン
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