学習ニュース拾い読み記事のアイキャッチ画像

深海で落ち葉を紡ぐイソメの生態を解明―河川流入した照葉樹落葉を巣材と食物に利用―|京都大学


森と海は深いつながりがあることがわかってきています。
豊かな森を育てることで、その森を流れる川から
さまざまなものが海に流れ出て、海を豊かにします。

今回ご紹介する研究は、深海で暮らす生物が
森から流れ込む落ち葉などを活用している
ということを解明した研究結果です。

京都大学、鳥羽水族館の研究グループは、
日本有数の多雨地域で、豊富な河川流入を
受ける落ち葉溜まりが海底に形成されている
尾鷲沖の海底で形成されている落ち葉溜まりで、
クシエライソメという生物を採取。

日本近海でのみ稀に採集され、
深海に生息しながら巣材に落ち葉を用いるという
特殊な生態を持つクシエライソメについて
飼育観察や巣材の樹種の同定、
さらに分子系統解析を実施した結果から
わかったこととは?

クシエライソメへの愛が溢れる研究者の
コメントや研究結果などの詳細は
リンク記事でご確認ください。

 

 山守瑠奈 フィールド科学教育研究センター助教(瀬戸臨海実験所)、加藤真 人間・環境学研究科教授、鳥羽水族館 森滝丈也氏らの研究グループは、深海に生息する多毛類クシエライソメAnchinothria cirrobranchiata(ナナテイソメ科)が、河川から海へと流入した照葉樹林の落ち葉を巣材や食物として利用することを解明しました。

情報源: 深海で落ち葉を紡ぐイソメの生態を解明―河川流入した照葉樹落葉を巣材と食物に利用―

 


[PR]